記事公開日:2016年7月30日
最終更新日:2016年8月19日

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今年も下田!
今度は美しい海の写真に惹かれて外浦海岸へ

去年の下田・多々度浜(たたどはま)に続いて、今年も下田へ行った。
今度は多々度浜より東の外浦海岸だ。
なぜここにしたかというと、写真の海があまりにもきれいだったから。

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↑「ならいの風」サイトよりお借りした写真↑

伊豆でこんな海があるなんて、知らなかった。

本当にこんな色なんだろうか?
見れば、「水質AA」ということで、海水浴場の水質としては最上級だとのこと。

 

宿は、海が目の前の旅館「蒼海の海 ならいの風」

7月28日の宿を、5月14日にとった。
この宿に限らず、既に5月時点で空いている宿の選択肢は、かなり狭くなっていた・・・。
いつもそうだが、「もっと早くとれば良かった」と思う。

今回の宿は、伊豆下田・外浦海岸の「蒼海の宿 ならいの風」。
2015年7月にオープンしたばかりだという。
(下田では、北東よりの風を漁師言葉で「ならいの風」と言うらしい)

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↑「ならいの風」サイトよりお借りした写真↑

蒼海の宿 ならいの風

【所在地・連絡先】
〒415-0013 静岡県下田市柿崎700
TEL:0558-36-4500
FAX:0558-36-4502

【アクセス】
電車で:アクセス伊豆急下田駅より白浜方面行きバスで「外浦口」下車

【駐車場】
10台(無料)、予約不要

【チェックイン・チェックアウト】
チェックイン:15:00(最終チェックイン:18:00)
チェックアウト:10:00

【風呂】
天然温泉(単純温泉、低張性弱アルカリ性泉)
大浴場、家族風呂

【食事】
夕食・朝食、いずれも食事処にて

筆者がこの海岸・この宿に決めた理由

  1. 外浦海岸の写真で(どのサイトを見ても)海が異様にきれいだった
  2. 海まで1分の宿が「ならいの風」だった
  3. 「ならいの風」の口コミ評価が高かった
  4. 全7室と部屋数が少なく、「漁師が営む手作り料理が自慢」と書いてあった
    (小ぢんまり営んでいるので、配慮が行き届いているのではないかという想像があった)

泊まった結果、(宿とは関係ないが)天候によって海の蒼さがあまり見られなかったが、これらの期待はほぼ満足した状態だった。
特に宿のご主人(ご夫妻)の気配りがとても優しく、料理もおいしい。
筆者が泊まったときはほぼ全組が子連れで、家族が安心して泊まれる宿だった。

ハイシーズンだと少々コストはかかるが、お勧めの宿だ。

 

 

去年と同じ初日が雨!
しかし意地でも海水浴敢行!

出発当日は曇り・雨がちだった。

1泊なので、初日から海を楽しむため、早朝6:30に出発
東名高速東京インター(用賀)から乗って、カーナビの導くまま、沼津ルートで伊豆へ向かう。
天城越えのあたりでも雨が降っていて、下田に到着した。

去年と同じ、初日が雨!
しかも気温が低い!

(後で宿のご主人に聞くと、下田は天気の変化が大きくて、天気予報が当たらないそうだ)

この日お世話になる宿である「蒼海の宿 ならいの風」に行くと、駐車場が空いていたので、前もって確認したとおりチェックイン前だが車を停めさせてもらう。海から上がってのシャワーも使ってよいとのこと。

よくあるパターンかもしれないが、これはとても助かる

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海は「ならいの風」の真前だ!
中庭を通って坂道を降りると、1分程度で海に出る。

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荒天のため気温22度・水温24度で、海の中の方が温かい!?

「気温22度・水温24度。ただいま海水浴ができます」という放送が、浜に流れる。

外にいるよりも、水に入った方がぬるくて温かく感じる
(水温の方が気温より高いため)

浜には人がまばらだが、1泊旅行なので、ここで初日を諦めるわけにはいかない。
テントを出して、とにかく海水浴開始だ!

この浜は「波静かな入江」という謳い文句の通り、大きな波がない。
白い砂で穏やかな浜なので、家族連れには向いている浜だと思う。

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天気予報では、昼ごろには雨が上がるとのことだったが、午後になっても一向に雨がやむ様子がない。
ましてや、太陽などまったく出ない。

午後14:00を過ぎて唇が青くなり、さすがに寒くなってきたので、15:00のチェックインまで間があるが、いったん海から上がることにした。

 

真前が海の宿「ならいの風」にチェックイン

チェックインすると、ご主人が受付をしてくれた。
声の様子から、この人が予約時に電話で細かい質問に答えてくれた人だとわかった。
穏やかで親切な人である。

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部屋へ案内されると、目の前に海が見える
天気がよかったら、とてもよい景色だと思うが、今日は雨でけぶっている。

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まずは、内湯の温泉で疲れをとる。
ここは温泉で、16:00から使用できるという。

shimoda02_11大きい方の風呂(サイトから写真を借りました)↑

shimoda02_12小さいほうの風呂(サイトから写真を借りました)↑

この日は男湯が小さい方、女湯が大きい方だったが、翌朝は逆になった。
「低張性弱アルカリ性泉」ということで、「肌にやさしい効果の湯として知られている」泉質らしい。

 

あわびの踊り漬を堪能!これはうまい!

夕食はどの料理もおいしくいただいた。
とにかく、ご主人が自ら漁に出て仕入れるという伊豆の幸!

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子供用の食事にも魚があり、おいしそう。

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特筆すべきは、オプショナルで付けたあわびの踊り漬&船盛り
(一人2,000円)
このあわびが、コリコリのプリプリで、たまらなくおいしかった。
ちょっと無理してでも、これは頼むべきだ

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あわびの余談だが、ご主人が以前「15年もの」のあわびを取ったことがあるという。
ちなみに、関東近辺では10cmに育つのに4年程度かかるそうだ。
それが15年とは!
このあわび、さすがに貴重過ぎて、ご主人のご家族で食べたという。
とてつもなくおいしかったそうだ。

そのときのあわびの貝殻がこれ↓

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子供の顔と比べてみると、大きさがわかる。

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足に石英が刺さった?親子ともども大騒ぎ。
でも、宿のご主人たちが親切にケアしてくれた

さて、食事の前からだが、子供が足の裏がチクチクするという。
かくいう筆者も、足の裏がチクチクする。
足を見てみると、何も見えない。

浜辺で、何か虫に刺されたか?
水中にクラゲでもいたか?

ご主人に聞いてみると、実はこれ、石英という石のかけらだそうだ。
砂浜に、目に見えない大きさで石英のかけら(粒?)が混じっていることがあり、足に刺さることがあるが、放っておいても2~3日で自然に取れてしまうという。ご主人いわく、「子供の頃から、裸足で浜を歩くとしょっちゅうチクチクしていましたが、気にしてませんでした」とのこと。

筆者は、石英の粒が刺さるのは、始めてである。

食事のさい、ご主人の奥様が子供の足についた石英をとってあげると言ってくださり、刺抜きを持ってきてとってくれようとした。
これを怖がった子供が泣き出して、筆者と子供で取る取らないの長時間説得タイム。
おいしいご馳走を中断して、大騒ぎとなった。

しかし、ご主人夫婦は親身になって、仕事を中断してまで何とか取ってくれようとした。
さすがに申し訳なくなり、刺抜きを借りてその場で取るのをやめた。

家族経営で、口コミにあったとおりとても親切な宿だというのは、本当だった。

これがご主人ご夫妻だ。
その節は大変お世話になりました!
(その後、石英の粒は部屋で刺抜きで抜けました)

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砂浜での家族花火

夜の浜辺で手持ち花火大会。
ご主人が、消火用のバケツを用意してくれた。

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翌朝も曇天+雨、
気温26.5度・水温24度の冷たい海でスタート。
しかし、やがて蒼い海が!

曇で雨が降っている。
また今日も寒い海なのか。
「気温26.5度・水温24度。ただいま海水浴ができます」という放送が、浜に流れる。

水に入ると冷たい!
(昨日とは逆に、気温より水温が低いので、相対的に冷たく感じる)

だが、次第に晴れて強い日差しが現れてきた!
天気の回復とともに、海水浴客もどんどん増えてきた。

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そして、ふと海が蒼くなってきたことに気付く。
そう、あのサイトやパンフレットの写真のような蒼い海だ。
もっと天気が回復してきて、立ち位置も高い場所だったらわかりやすいかもしれない。

水が透明な蒼に変わってきたのだ!

この日は、時間的にも体力的にもそろそろ帰る頃だったので、チェックアウトした宿のシャワーを有料で借りて(予め支払い済み)、帰り支度をした。

今日、わずかに蒼い海の予告が見れたのは、ラッキーだったのかもしれない。
また今度、抜けるような蒼い海を見に来たい。

そう心に決め、日焼けと疲労で火照った体を引きずって、帰路、東名高速へ向けてハンドルを切った。

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強い日差しに、
今年もラッシュガードとシーブリーズが必須!

毎度宣伝になってしまうが、強い日差しにはラッシュガードの水着と、遊泳後のシーブリーズ 全身薬用ローションは、欠かせない。これらがないと、筆者は赤だるまのように火傷状態になってしまう。

この日も、帰途に着く前にシーブリーズをピシャピシャとすり込むと、「待ってました!」とばかりに、焼けた肌がヒリヒリとよろこぶのがわかるのだった。

ああ、気持ちいい。

 

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