記事公開日:2016年8月13日
最終更新日:2016年8月19日

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6:30出発で8月10日に大磯へ海水浴!
目指すは県営大磯港駐車場

昨年は、無謀にも8月15日に大磯の海水浴場に行こうとして東名高速が渋滞で動かずに断念、急遽こどもの国プールに行った。結果的にこれがとてもよかったのだが、後から思うと、よく8月15日にこどもの国プールで席が取れた(シートが敷けた)と思った。

今年は、8月10日にそのリベンジ、一応平日を狙った。
とはいえハイシーズン、夏真盛りのこの日、昨年と同じ朝6:30ごろに出発して、大磯海岸へ向かった。

目指すは県営大磯港駐車場

大磯の他の民営駐車場や海の家の駐車場がいくらするか調べていないが、いずれにしても県営の方が安いのではないかと、勝手に推測した。また、ネットで調べられる限りでは、他の駐車場は大磯海水浴場から離れていたり、タイムスなども5台ぐらいしか止められなかったりのようだが、県営駐車場は353台収容可能。

普通に考えると、ここが一番よいのではないだろうか。

 

県営大磯港駐車場

【所在地】
神奈川県中郡大磯町大磯1398-18

【開場時間】
4月~9月  午前4時~午後10時
10月~3月 午前5時~午後10時

【駐車料金】
普通自動車 1時間当たり310円(1日上限 1,020円
大型自動車 1時間当たり620円(1日上限 2,060円
原付・自動二輪車 1時間当たり160円(1日上限 520円
*平成26年5月1日より料金改定。

【備考】
・駐車料金とは別に、緑化協力金20円の寄付募集。
・第1駐車場:114台、第2駐車場:239台。
・大型車・二輪車は第2駐車場のみ駐車可能。
・5千円札・1万円札は利用できない。(管理事務所では両替はできないので、各自用意が必要)

 

大磯海岸ってどんな海?

神奈川県の相模湾に面した湘南エリアの海岸。
東名高速東京インターから1時間程度、首都圏から至近の便利な海水浴場
明治 18年、初代軍医総監を務めた松本順によって開設された、日本で最初の海水浴場だという。

湘南の海の中でも駅から一番近いそうで、歩いて約10分で行ける海水浴場として人気。
砂は黒っぽく遠浅の浜で、背後に国道一号線の高架が走る。
(今回の取材は大磯ロングビーチ付近とは別の場所)

風や潮が速いことがあるようで、あるいは遊泳エリア近くに岩場もあるため、監視員がマメに海水浴場内を監視している。筆者が行った日も始め風がかなり強く、家庭用のテントが風でひしゃげていた。

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【平成28年の開設期間】
平成28年7月3日(日曜日)~8月28日(日曜日)
8:30~17:00

【水質】
適A(2016年6月現在)
8:30~17:00

【アクセス】
電車の場合:JR東海道線 大磯駅 下車徒歩 10分
車の場合:国道134号線大磯港入口より1分 小田原厚木道路大磯インターより15分
海水浴場周辺の駐車場は大変混雑するとのこと(だから筆者は8:00に到着!)。

【公共シャワー】
1ヶ所(1年中利用可)
公共シャワーに個室・更衣室はない

【公衆トイレ】
4ヶ所

【海の家】
9軒(大磯町サイトによる)

【バーベキュー】
バーベキューは禁止

【サーフィン】
筆者が行った大磯港の近くよりも東側の北浜海岸では、季節問わずサーファーで賑わっているらしい。自転車で乗り付けるサーファーはもとより、電車で来る人も多くとのこと。平成28年7月3日(日)~平成28年8月28日(日)の8時30分~17時00分は、海水浴場エリア内におけるサーフィンは禁止とのこと。

 

テントを忘れた!
海の家でパラソルとビーチチェアをレンタル
しめて3,400円

この日、県営大磯港駐車場についたとたんに気付いた。

家庭用のテントを持ってくるのを忘れていた!
ガーン!!

今日1日海水浴するために来たのに、海の強い日差しや風をどうやって防ぐのか
日よけなしでは、ごろんと横になって休むのにも限界がある。
そこで、急遽海の家でレンタルすることにした。

でも、テントのレンタルなどない。
パラソルとビーチチェアだ。
幸い朝早かったので、在庫は十分にあった。

パラソルが2,000円、ビーチチェアが1つ700円で2つ借りたので1,400円。計3,400円だ。あとからまだ海の家で軽食やシャワー代もかかるだろうが、仕方ない。

でも、果たしてパラソルでテントの代用ができるのだろうか。
テントは何よりも、(全部幕を下ろしておけば)誰の視線を気にすることなく横になれるのだ。
パラソルでは、丸見えではないか。

とにかく、既に日差しが強いので、おじさんにパラソルを立ててもらう。

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おじさんいわく、「風が強いために低く埋め込んだから、このままで使って」とのこと。

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ひとまずこれで、海水浴開始!

 

風強し、波高し。
監視員がまめにチェック

海に向かって右手の壁と、左手の岩の間は、ごく狭いエリアだ。
7月に行った下田・外浦海岸は波らしい波はあまりなかったが、ここ大磯ははっきりした波がある(だからサーフィンに向いているのか)。

筆者は2年前に一度この浜に海水浴に来たことがあるが、その日は風・波が強くなってきて、夕方近くは遊泳禁止になった。泳ぐには危ない状況だったに違いない。

しかし子供にとっては、やはり波があると面白い
浮き輪に入ってただ波を受けているだけで、いつまでも遊べてしまう。
やはり、自然の力は偉大だと思う。

潮が早かったりすると、いつのまにか右手の壁に向かって流されてしまうので、チョコチョコ戻ってこなければならない。危険が伴うのか、監視員も浜辺を行ったりきたりして、マメにチェックしている。

海でも山でも危険は伴うので、最終的には自己責任で遊ぶということだろう。

 

透明度はゼロ、視界がない海。
パラソルは意外と快適!

ゴーグルを着けて海に潜ると、視界はほぼゼロ。
にごった水で何も見えないので、見た目には「きれい」というわけではない。
その代わり、海草も見えないので、足にまとわりついてくることもない。
値を見ると、水質は「適A」と良いようだ。

テントの変わりになるのかと不安だったパラソルだが、以外にも快適だった

さっきと言うことが違うが、パラソルは開放感がある
風を感じながら、視界をさえぎられることなくチェアに寝そべっていられる。
これはこれで、なかなか良いではないか!

しいて言えば、時間が経って太陽が動くとともに日陰の位置が変わるので、何度かチェアの位置を変えていく必要があることだ。結局8:00ごろから15:00ごろまで7時間ぐらいはいたので、4回ぐらい位置を変えた。

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この日は天気が良かったので、昼ごろにはかなりの人手が出てきた。
(でも平日だから、まだ空いているほうだろう)

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スイカのビーチボールが流された!
急に引潮が強くなり、追いかけるも危険を感じて引き返す

浮き輪やビーチボールで遊びながら、大人の背がかろうじて届く辺りで、ふとスイカのビーチボールが風に飛ばされて沖の方に行ってしまった。急いで追いかけて何度か手で戻そうとしたのだが、急に潮が早くなり、自分自身が沖へ引っ張られていった!

【ここから回想】
若い頃(笑)、千葉の外房・白子海岸で、背の届かないところで泳いでいたとき、一緒いた友人が溺れかけた。そのとき自分もかなり疲れていたのだが、必死でそいつを背負って(本当は背面の体制になってほしかったのだが、焦っていて通じなかった:汗)何とか岸に戻ったことがある。

そのときの、泳いでも泳いでもなかなか戻れない焦り。このまま自分も力尽きて沈んでしまうのではないかという恐怖。まるで漫画のようだが、新聞の三面記事に自分たちの死亡記事が出ているのが目に浮かんだ(これ本当)。
【回想終わり】

ちょっと大げさだが、ビーチボールを追いかけていたときに、その頃の恐怖が戻ってきた。

これはやばい。

直感で感じた筆者は、ボールはどんどん流されていくが、諦めて浜に戻った。戻るときも、かなりの体力を使った。浜に戻ってくる途中、事態をずっと見ていた監視員の人が「ビーチボールはもう諦めてください」と叫んでいた。深追いすると事故につながるからだろう。

ビーチボールの方を振返ると、沖の方で浮き輪で泳いでいた人が2人、ずいぶん長い間ビーチボールを追いかけてくれていたが、とうとう捕まえられず、その人たちも引き返して来た。

ビーチボールは見る見るうちに右側の壁に沿って太平洋へと流れて行き、見えなくなった。たまたま潮が早くなったのか、あるい沖の方では流れが早かったのかわからないが、恐ろしい一瞬だった

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ラッシュガードはいいが、それ以外の肌が真っ赤に!

プールや海で毎度のことだが、夏の日差しが強い日はラッシュガードが欠かせない。ラッシュガードをしていても、露出した腕や足、そして頭皮も!、容赦なく日に焼ける。これは、泳いだ後に後述のシーブリーズで対応。

 

やっぱり大活躍の全身薬用ローション・シーブリーズ

今年も大活躍のシーブリーズ!
海2回、ブール2回でほとんど一人で2瓶を使った。

筆者はこれが無いと火傷状態になる。
というのも、筆者は普段デスクワークでほとんど室内にいるので、夏のレジャーの時にはいきなり白い肌を強烈な太陽にさらすことになる。1日日に焼けると、帰りには肌が真っ赤に焼けて、さらにそのままにしておくと、その日の夜や翌日は熱を持ったように火照ってしまう。

そして、数日間赤い肌、いわゆる火傷状態が続いてしまうのだ。
人によって肌の強さ、性質が違うとは思うので一概には言えないが、筆者にとっては、

これが無いと夏のレジャーができない

と言い切っておく。

使い方は簡単。
泳ぎ終わったら、できるだけ早くシーブリーズを肌の焼けた部分にピシャピシャと振りかけてすり込む
筆者はプールでも海でも、シャワーを浴びて乾いたらすぐにかけられるところをかける。後は家(や宿)に帰って、できるだけ漏れなく赤い肌にかける。

これを1日2回ほど最低2日間ぐらいやるだけで、見違えるほど楽になる。
肌の火照りや赤さもおさまってくる。
お試しあれ。

 

ちゃんと有料シャワーを使えばよかった?
男だからと無料シャワーだと、よく洗えない

15:00過ぎ、曇りで日がかげってきたので、そろそろ帰ろうということになり、シャワーを探す。

海の家でシャワーを借りて(700円)、妻が浴びる。
筆者と息子(6歳)は、外にある無料の公共シャワーで済ます。
ところが、やはりちゃんと有料のシャワーを借りればよかったと後悔した。

2年前に来たときには息子が妻と一緒にシャワーを浴びたので、筆者一人が公共のシャワーでささっと浴びて済んだ。この公共シャワーは、個室でもなければ囲いもない、簡単な壁だけでほぼ道に面しているところなので、水着を脱いでゆっくり浴びることができない。いわば簡易シャワーなのだ。

今回は子供の面倒を見ながら自分も浴びる状況では、とてもさっと済ますなどできなかった。

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荷物置き場もないため、砂地に置いた荷物を気にしながら、子供の水着をまとめて袋に入れながら、ちゃんと流しているかどうか確認しながら、タオルで拭いて着替えさせながら、ながらながらで、自分が浴びる余裕がない。

また、砂地にそのままシャワーの排水を流しているので、環境破壊のようでボディソープ等を使うのも気が引ける。

結局、自分の方は全身ざっと浴びてパンツの中は少しあけてシャワーをかける程度で済ませ、近くの公衆トイレで着替える始末。汗だくのままシーブリーズをぬっているうちに、蚊にもさされる。

プラス1,100円(大人700円、子供400円)の有料シャワーで、荷物を気にしないでもっとしっかり汗を流し、シャンプーやボディソープを使えた方が良かった。今度からそうしよう、と思ったのだった。
(教訓:あまりケチると逆に大変になる、という一例だった)

 

夕方の海の家でソフトクリームを頼むな

最後にひとこと。

子供がどうしても昼食時に海の家で見たソフトクリームがほしいと言うので、またその店に行って、誰も客がないのでもう閉店なのかと思ったが、おばさんが「やってますよ」というので3人分買った。

しかし!
このソフトクリームが、食べ始めるとどんどん溶けていって、手にベタベタ垂れてきた!おそらく、ちゃんとアイスクリームとして凍っていなかったのだ。

おばちゃん、ええかげんにせえよ!
いや、夕方の閉店同様の海の家でソフトクリームを買った自分が悪かったのか。

こんなことなら、帰りの高速のサービスエリアで冷えたアイスを買った方が良かった。
海も山も、鵜呑みにせずによく状況を見ながら自己判断しなければダメですな!

でも、夏真っ盛りの大磯海水浴は、真赤な肌に日焼けして夏を満喫した楽しい1日だった!!

 

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