夏に体験したレジャーまとめです。
7月と9月の計2回、大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラに、5歳児を連れて家族3人で行った。全く初めてのキャンプ体験だったが、
2ヶ月の間に2度も行ったが、非常に良かった!
またこのキャンプ場に帰りたい!
という気持ちだ。
このキャンプ場の情報、必要な持ち物・準備などはこちらのページを見てください。
最初7月に1泊で行ったのだが、あまりにもよかったため、帰ってすぐに次を予約(笑)。
9月にもう一度行った。9月は2泊だった。
2回目が終わって自宅(東京)に帰ってきた後、「またキャンプ場に戻りたい」と思った。キャンプ場の風景が懐かしくて仕方ない。
虫の声。
森のにおい。
雨の音。
風の音。
蚊やハエ。
焚き火の臭い。
炭火で焼いた焦げ臭い臭い。
コッヘルで作ったご飯のにおい。
これら全てが懐かしく、あたかもキャンプ場がふるさとであるかのような逆ホームシックを感じてしまう。
1回目の時には「手ぶらキャンプセット」というレンタル品のセットで楽をしたのだが、2回目はさらに「初心者手ぶらでキャンプ」というイベントに参加した。
このイベントに参加したのは、そうすることでしか希望の日程が予約できなかったからなのだが、イベントに参加して良かった。なぜなら、初心者にとってはとっても楽チンだから!
(名前が似ていて紛らわしいが)今回の「初心者手ぶらでキャンプ」は、前回の「手ぶらキャンプセット」のセットを借りることが前提で、さらにテントや器具の設置をスタッフの人に手伝ってもらい、わからないこと全て教えてもらうイベントだ。
(前回は「時間が合えば教えてくれる」という条件だったが、今回はレクチャー自体が正式なイベント内容なので、到着時点で多数のレクチャースタッフが待機していた)
さらにこのイベントが楽だったのが、帰るときにテントを撤収しなくて良いこと!
なんと、テントもタープも、設置したそのままで帰ってよいというのだ!
片付けもろくにしないでよいなんて、キャンプ上級者から見たらご立腹かもしれないが、初心者やマイルドにキャンプ気分を味わいたい人には大助かりだ。
前回は自分で撤収するルールだったので(あたりまえです)、見よう見まねでテントやタープ、器具を撤収し、レンタル品の格納庫までリヤカーで運んだのだった。
片付けなくて良いとはいっても、今回もシュラフや器具など、まとめられるものは自主的にまとめて積みやすいように置いておくなど、キャンプの一環としてできるだけは片付けた(イベント参加料が700円かかったが、手間を考えたら全く楽!)。
前ページでも書いたが、キャンプ用品のコールマン(Coleman)
超簡単でウマイ!キャンプのつまみ料理 サバ缶、サケ缶、コンビーフ缶!焚き火に野菜を放り… |
↑ガルヴィ関係書籍
今回のイベント「初心者手ぶらでキャンプ」では、(キャンプ&アウトドアマガジンの)ガルヴィでおなじみのキャンプの達人ゲンさんがレクチャーしてくれた!(といっても、失礼ながらキャンプ初心者の筆者は、最初ゲンさんのことを知らなかった)
ゲンさんは、キャンプの達人としてガルヴィ他に寄稿されたりテレビにも出演されたり、あるいはイベントに登場されたりして、各地のキャンプ場などで引っ張りだこの方のようです。存じなかったとはいえ、お会いできてよかった!
ゲンさんが運営するサイト ALS-net(アルスネット)
そのゲンさんに直接指導してもらい、テントを張ったり器具を設置したりしていただいた!
当然ながらアウトドア派でサバイバル知識も豊富で、そしてとっても気さくで穏やかな方です(こんなカッコいいおじさんに私もなりたい)。
ゲンさんのレクチャーで、テント設置の基礎としては、最初に寝床(寝る向き)を決める、そしてリビングを決める。
これでテントの方向・位置が決まるそうだ。
なるほど、そんなこと考えてもいなかった・・・。
設置も一通り終わること、ゲンさんから「あとで350mlの空き缶をひとつ用意してください」との指示が出た。
「それで米を炊きます」
なぬっ?
空き缶で米を炊く?
しかし米の量は?水の量は?火力は?蒸らし時間は?
普段炊飯器に慣れきっている筆者は、とっさにそんなことを思い巡らした。
するとゲンさんが、
「350ml缶に、お米を半分入れるとこれがだいたい1合、水を半分入れるとこれがだいたい1合になるんです」
「!(驚いている我々)」
「半分がはかりづらかったら、紙コップ1杯で1合(180ml)なんです」
「!(驚いている我々)」
ということは、紙コップ1杯でお米を計って入れ、さらに缶が一杯になるまで水を入れればよいのか。
(もちろん、米を研いだあとです)
しかし、火や蒸らし時間は・・・?
細かいことはさておき、とにかくやってみる!
それがこれ。
後で調べたら、こんなページがあった。
缶で米を炊く方法だ。
火力によるのかもしれないが、グリルに置いてふつふつ炊けるまで、かなりの時間がかかった・・・多分1時間以上。
吹きこぼれが収まったらOK!だそうだ。
そのうちに夕方になり、ようやく炊けた!!
今回の「初心者手ぶらでキャンプ」イベントの参加者(つまりご近所テントさん)たちで、試食会だ。
筆者のテントのグリルで炊いたので、みんな集まってきた。
ゲンさんが
「缶は、包丁で簡単に切れるんです」という。
「!(驚いている我々)」
しかしやってみると、本当にサクッと切れた!
さっそくみんなで食べてみる。
た、炊けてる!
おいしい!
こんな素人の喜びを、ゲンさんは温かく見守ってくれたのだった。
キャンプ以外でも、こんなことがいつか災害に見舞われたときに役立つかもしれない。
「またどこかのキャンプ場で会いましょう」
ゲンさんはそう言って、翌日帰られた。
ゲンさん、貴重な体験をありがとうございます!
夜は嵐のように強い雨風になったが、テントは無事だった。
焚き火でマシュマロを焼いた。
翌日は、大子広域公園周辺で遊んだ。
グリンヴィラ周辺には、プールや温泉のあるフォレスパ大子や、傾斜を利用した長い滑り台、小ぢんまりした遊具、山の中の遊歩道などがある大子広域公園がある。
オートキャンプ場グリンヴィラに隣接した、自然に囲まれた公園エリアだ。
グリンヴィラから歩いて行けるので、キャンプ利用者の多くは、昼間はここで遊ぶんじゃないだろうか。
(テントに水着や浮輪が干してあったので)
フォレスパ大子のプールは、夏は大人気だ!
1回目の7月などは夏真っ盛りだったので、屋外プール(7・8月のみ)の波の出るプールやウォータースライダーなどで子供と一緒に遊んだ。山間部のためか日差しが強烈だったので、注意。屋内には温かいジェット風呂やミストサウナなどもあり、大人もちょと一息つける。
2回目の今回9月も、子供のリクエストでフォレスパ大子のプール(屋外プールは終わっているので屋内プール)へ行った。この日は広域公園でイベントをやっていて、周囲は大渋滞。
その後、広域公園の遊具で遊び、周辺の遊歩道を歩いた。
広域公園には、傾斜を利用した長い滑り台がある。
遊歩道は、本来のおすすめルートに最近イノシシが出たとかで(!)、通行止めになっていた。
安全な小規模の遊歩道を勧められて登ってみる。
距離は短いがやはり山なので、かなりの急勾配で、最近筆者は少し筋トレをしていたからよかったものの、大人にとっては日ごろの運動不足が試される場面であった。
グリンヴィラ2回目の今回も、マイルドとはいえ、オートキャンプを堪能した。
ゲンさんは「夏もいいですが、10月・11月もキャンプのベストシーズンなんです」と言っていた。
確かに、季節ごとに山は違った表情を見せてくれ、味わいも違うだろう。
早くまたここに来たい!
心の中で叫びながら、帰路に着いたのだった。